イベント概要
- 日時:2015年5月26日(火)13:00~18:00
- 会場:イイノホール&カンファレンスセンター Room A
(東京都 千代田区内幸町2丁目1-1)
動画配信(YouTubeに移動します)
配付資料
開会挨拶
藤田 昌久 (RIETI所長・CRO/甲南大学特別客員教授/京都大学経済研究所特任教授)
1966年京都大学工学部土木工学科卒業。京都大学工学部助教授、米国ペンシルバニア大学助教授、準教授、教授、京都大学経済研究所教授を経て現職。また国連大学高等研究所(東京)客員教授、文部省科学官、応用地域学会会長、日本経済学会会長などを歴任、2003-2007年まで日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所所長も兼務。現在、南開大学客員教授、上海大学客員教授、浙江大学招待教授。研究分野、主な関心領域は都市・地域・国際・空間経済学。米国ペンシルバニア大学博士号(地域科学)取得。日本学士院会員。
主な著作物:『空間経済学:都市・地域・国際貿易の新しい分析』(共著)東洋経済新報社、2000年;『日本の産業クラスター戦略:地域における競争優位の確立』(共著)有斐閣、2003年; Economics of Agglomeration: Cities, Industrial Location, and Regional Growth, Cambridge University Press, 2002 (with J.-F. Thisse), 2013 (2nd edition); The Economics of East Asian Integration (co-editor), Edward Elgar Publishing, 2011.
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開会挨拶・IZA World of Laborのご紹介
アレッシオ J. G. ブラウン (IZA戦略・研究管理部門ディレクター)
世界中にエコノミストの人脈を持つ独立研究機関およびシンクタンクである、労働問題研究所 (IZA)の戦略・研究管理部門ディレクター。Global Economic Symposiumの事務局長、キール世界経済研究所の上席エコノミスト、同研究所「福祉社会の改革」部門 の研究主任、世界銀行の上席コンサルタントを歴任し、現職。主な研究分野は、労働経済学の中でも特に、雇用のインセンティブと政策、グローバリゼーションと福祉国家改革、労働市場モデルとダイナミックス といった分野を中心にしている。
近著に、"An Incentive Theory of Matching" (with Christian Merkl and Dennis J. Snower), Macroeconomic Dynamics (2015) 19, 3, pp. 643-668. "Active Labor Market Programs: Employment Gain or Fiscal Drain?" (with Johannes Koettl), forthcoming, IZA Journal of Labor Economics.
基調講演
「米国における年齢差別禁止法と年齢差別」
デイビッド・ニューマーク (カリフォルニア大学アーバイン校経済学部教授/IZAリサーチフェロー)
1987年ハーバード大学経済学部よりPhD取得。連邦準備制度理事会エコノミスト、ペンシルバニア大学助教、ミシガン州立大学教授を歴任。現在、カリフォルニア大学アーバイン校で経済公共政策センターを指導し、サンフランシスコ連邦準備銀行ヴィジティングスカラー、全米経済研究所(NBER)研究員も務める。2004年よりIZAリサーチフェロー。IZA Journal of Labor PolicyとJournal of Urban Economicsの編集に携わっている。近著に、"More on Recent Evidence on the Effects of Minimum Wages in the United States" (with J.M. Ian Salas, and William Wascher), IZA Journal of Labor Policy, 2014, Vol. 3, No. 24, "Did Age Discrimination Protections Help Older Workers Weather the Great Recession?" (with Patrick Button), Journal of Policy Analysis and Management, 2014, Vol. 33, pp. 566-601).
「解雇規制は高齢者雇用と若者雇用にどのような影響を与えるか」
フアン F. ヒメノ (スペイン中央銀行調査部門責任者/IZAリサーチフェロー)
1990年マサチューセッツ工科大学経済学部よりPhD取得。アルカラ大学(マドリッド)経済学部教授、FEDEA上席研究員、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス講師を務めた後2004年より現職。経済政策研究センター(CEPR)とIZAのリサーチフェローでもあり、IZA Journal of Labor Policyの編集に携わっている。現在はドイセンベルク・リサーチフェローシッププログラムにて欧州中央銀行の客員研究員を務めている。研究分野は労働市場とマクロ経済に焦点を合わせている。
American Economic Review, Journal of the European Economic Associationといった、欧米の代表的な経済学術誌に寄稿しており、近著に、"The crisis of the Spanish economy" (joint with Tano Santos), SERIEs, August 2014, Volume 5, Issue 2-3, pp 125-141, "Returns to skills and the distribution of wages: Spain 1995-2010" (joint with Raquel Carrasco and Carolina Ortega), Oxford Bulletin of Economics and Statistics, 2014, doi: 10.1111/obes.12077などがある。
「日本の雇用状況と高齢者雇用に関する法改正について」
近藤 絢子 (横浜国立大学国際社会科学研究院准教授)
パネルディスカッション「高齢者雇用促進:エビデンスに基づく政策立案」
イントロダクション:「『限定正社員』から日本人の働き方を変える」
鶴 光太郎 (内閣府規制改革会議委員(雇用ワーキング・グループ座長)/RIETIプログラムディレクター・ファカルティフェロー/慶應義塾大学大学院商学研究科教授)
ディスカッションおよび質疑応答
パネリスト(登壇順)
デイビッド・ニューマーク (カリフォルニア大学アーバイン校経済学部教授/IZAリサーチフェロー)
フアン F. ヒメノ (スペイン中央銀行調査部門責任者/IZAリサーチフェロー)
近藤 絢子 (横浜国立大学国際社会科学研究院准教授)
鶴 光太郎 (内閣府規制改革会議委員(雇用ワーキング・グループ座長)/RIETIプログラムディレクター・ファカルティフェロー/慶應義塾大学大学院商学研究科教授)
モデレータ
川口 大司 (RIETIファカルティフェロー/一橋大学大学院経済学研究科教授/IZAリサーチフェロー)
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。ミシガン州立大学大学院博士課程修了 (PhD in Economics)。大阪大学社会経済研究所講師、筑波大学社会工学系講師、一橋大学大学院経済学研究科准教授を経て2013年4月より現職。専門は労働経済学・教育経済学ならびに応用計量経済学。日本の労働市場の変化、労働政策の評価、労働市場の国際比較などの実証研究を行う。近著に "Labor-market Institutions and Long-Term Effects of Youth Unemployment " (with Tetsushi Murao), Journal of Money, Credit and Banking, 2014がある。
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