開催案内
高齢人口が増える中で社会保障負担の増大が懸念されており、高齢者の就業促進が政策的課題となっています。しかしながら、高齢者の就業促進が若年など他のグループの雇用を奪うのではないかという副作用を憂う声も聞かれます。副作用を抑えつつ高齢者の就業促進をいかに実現するかが多くの先進諸国で共通の課題となっていることを踏まえて、本シンポジウムは労働経済学に関する世界的研究機関であるドイツIZAと共同して、どのような政策対応が望まれるかを欧米と我が国の研究成果をもとに議論します。
イベント概要
- 日時:2015年5月26日(火)13:00~18:00
- 会場:イイノホール&カンファレンスセンター Room A
(東京都 千代田区内幸町2丁目1-1) - 開催言語:英語⇔日本語(同時通訳有り)
- 参加費:1000円(学生:500円※学生証を提示のこと)[公印を捺印した領収書を発行いたします]
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)、労働問題研究所(IZA)
- 定員:250名
- お問合せ:経済産業研究所 箕輪(Tel:03-3501-8398)
プログラム
13:00 - 13:10 開会挨拶
藤田 昌久 (RIETI所長・CRO/甲南大学特別客員教授/京都大学経済研究所特任教授)
13:10 - 13:30 開会挨拶・IZA World of Laborのご紹介
アレッシオ J. G. ブラウン (IZA戦略・研究管理部門ディレクター)
13:30 - 16:15 基調講演
13:30 - 14:15 「米国における年齢差別禁止法と年齢差別」
デイビッド・ニューマーク (カリフォルニア大学アーバイン校経済学部教授/IZAリサーチフェロー)
14:15 - 15:00 「解雇規制は高齢者雇用と若者雇用にどのような影響を与えるか」
フアン F. ヒメノ (スペイン中央銀行調査部門責任者/IZAリサーチフェロー)
15:00 - 15:30 休憩
15:30 - 16:15 「日本の雇用状況と高齢者雇用に関する法改正について」
近藤 絢子 (横浜国立大学国際社会科学研究院准教授)
16:15 - 18:00 パネルディスカッション「高齢者雇用促進:エビデンスに基づく政策立案」
16:15 - 16:35 イントロダクション:「『限定正社員』から日本人の働き方を変える」
鶴 光太郎 (内閣府規制改革会議委員(雇用ワーキング・グループ座長)/RIETIプログラムディレクター・ファカルティフェロー/慶應義塾大学大学院商学研究科教授)
16:35 - 18:00 ディスカッションおよび質疑応答
パネリスト(登壇順)
デイビッド・ニューマーク (カリフォルニア大学アーバイン校経済学部教授/IZAリサーチフェロー)
フアン F. ヒメノ (スペイン中央銀行調査部門責任者/IZAリサーチフェロー)
近藤 絢子 (横浜国立大学国際社会科学研究院准教授)
鶴 光太郎 (内閣府規制改革会議委員(雇用ワーキング・グループ座長)/RIETIプログラムディレクター・ファカルティフェロー/慶應義塾大学大学院商学研究科教授)
モデレータ
川口 大司 (RIETIファカルティフェロー/一橋大学大学院経済学研究科教授/IZAリサーチフェロー)