イベント概要
- 日時:2014年12月12日(金)13:00-18:15(受付開始12:30)
- 会場:虎ノ門ヒルズフォーラム ホールB (港区虎ノ門1丁目23番1-4号)
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配付資料
開会挨拶
中島 厚志 (RIETI理事長)
特別挨拶
吉冨 勝 (RIETI特別顧問)
1962年経済企画庁入庁。1970-1974年 IMFエコノミスト(ワシントン,D.C.)、1984-1987年OECD一般経済局長(パリ)。1987-1991年経済企画庁経済研究所長、1991-1992年同庁調整局長。1993-1998年米ペンシルバニア大学ウォートン校特別教授。1999-2003年アジア開発銀行研究所長(東京)等を歴任し、2005年よりRIETI所長、CROを経て、2007年より現職。東京大学経済学博士。
主な著作物:『日本経済の真実-通説を超えて-』東洋経済新報社, 1998; Post-Crisis DevelopmentParadigms in Asia
(co-authored with staff of the ADB Institute), 2003; 『アジア経済の真実-奇蹟、危機、制度の進化-』東洋経済新報社, 2003。
プロフィールページ
基調講演 「JSTARの研究達成状況、社会保障政策へのインプリケーション」
市村 英彦 (RIETIファカルティフェロー / 東京大学大学院経済学研究科、公共政策大学院教授)
講演:社会保障問題の国際比較
"Research findings from international comparisons with SHARE "
Axel BÖRSCH-SUPAN (マックスプランク社会法・社会政策研究所ミュンヘン加齢経済学センター(MEA)ディレクター)
ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンとライン・フリードリヒ・ヴィルヘルム大学ボンで数学と経済学を学び、マサチューセッツ工科大学で経済学の博士号を取得後、ハーバード大学ケネディ行政大学院で公共政策学准教授となる。
1989年から2011年にかけてマンハイム大学でマクロ経済学と経済政策論の教授を務め、2011年にマックス・プランク研究所に移り、ミュンヘン加齢経済研究センター (MEA)を統括するマックス・プランク社会法・社会政策研究所ディレクターに就任した。
ドイツ国立学術アカデミーレオポルディーナおよびベルリン・ブランデンブルク科学アカデミー会員、NBER(全米経済研究所)研究員、ランド研究所非常勤上級研究員、米国科学アカデミー高齢化のマイクロ経済への影響に関する委員会委員、マッカーサー基金高齢化社会ネットワーク委員を務める。
ドイツ連邦経済技術省の科学諮問委員会委員(2004-2008年委員長)、ドイツ連邦政府の人口動態に関する専門家グループメンバー。ドイツ年金制度改革委員会共同議長、人口動態変化に関するドイツ連邦大統領の諮問委員会委員を歴任。各国政府、OECD、世界銀行などへのコンサルティングを行っている。
"The Lifetime Risk of Nursing Home Use and Out-of-pocket Spending"
Michael HURD (ランド研究所労働・人口研究部門ディレクター)
「HRSタイプのデータを用いて得られた知見について-アジア」
Albert PARK (香港科学技術大学教授)
ミシガン大学とオックスフォード大学を経て、香港科学技術大学新興市場研究所所長、社会科学および経済学教授、同大学高等研究所上級研究員。Centre for Economic Policy Research (CEPR) 研究員、Institutefor the Study of Labor (IZA)を兼務。中国経済に焦点をあてて研究を進める開発経済学者。近年では、貧困と不平等、人的資本と雇用、中国企業のパフォーマンスについて、学会誌に多くの研究成果を発表している。
中国で多数の企業・家計調査を共同指揮し、現在は、中国における健康と老後の長期的な調査(CHARLS)の共同代表研究者を務める。エコノミスト、ウォール・ストリート・ジャーナル、ブルームバーグ、BBC等、マスメディアでの引用多数。スタンフォード大学博士号博士。
「政策的有用性について-米国」
Robin LUMSDAINE (アメリカン大学教授)
"Policy Effectiveness and Usage: The case of the United Kingdom"
James BANKS (マンチェスター大学教授)
大学で教鞭を執るかたわら、英国財政問題研究所(IFS)副研究ディレクターを務める。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンより経済学博士取得。消費、貯蓄、年金、健康、加齢経済学など幅広い分野で多数の研究成果を生み出している。英国縦断高齢化調査(English Longitudinal Study of Ageing、ELSA)の設立メンバーであり、共同主任研究者。ヨーロッパ、中国、インド、日本など世界各国での姉妹調査にも深く関与している。
UK Household Longitudinal Study(英国縦断的世帯調査)の科学諮問委員会議長を務め、英国政府科学予測プロジェクトの「高齢化社会の課題と機会」主席専門家グループの一員として活躍している。
パネルディスカッション:社会保障政策におけるエビデンス―日本の社会保障政策へのインプリケーション
パネリスト(アルファベット順)
James BANKS (マンチェスター大学教授)
Axel BÖRSCH-SUPAN (マックスプランク社会法・社会政策研究所ミュンヘン加齢経済学センター(MEA)ディレクター)
深尾 光洋 (RIETIプログラムディレクター / 慶應義塾大学商学部教授)
Michael HURD (ランド研究所労働・人口研究部門ディレクター)
市村 英彦 (RIETIファカルティフェロー / 東京大学大学院経済学研究科、公共政策大学院教授)
Robin LUMSDAINE (アメリカン大学教授)
Albert PARK (香港科学技術大学教授)
モデレータ
澤田 康幸 (RIETIファカルティフェロー / 東京大学大学院経済学研究科教授)
1990年慶應義塾大学経済学部卒業。1999年スタンフォード大学博士号(経済学)取得。1999-2003年東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻助教授、2002-2011年同 経済学研究科准教授、2012年1月より現職。
研究分野は開発経済学・応用ミクロ計量経済学・災害の経済学。
主な著作物:Rural Poverty and Income Dynamics in Asia and Africa
(with Keijiro Otsuka and Jonna P.Estudillo eds.), Routledge, 2009;『巨大リスク・災害と経済』(澤田康幸編、日本経済新聞出版社、2014)、『自殺のない社会へ』(共著、有斐閣、2013年、日経経済図書文化賞受賞); 「自然災害・人的災害と家計行動」『現代経済学の潮流2010』東洋経済新報社, 2010。
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