大学評価アンケート概要
リュック・ウェーバー氏の基調講演に対しては、
- ヨーロッパの評価姿勢が分かった。即ち、質の評価ではないことが分かった。では日本は何の評価かを考えようかと思った。【大学教員】
- 欧州の大学評価の観点として、日本では当然とされているが、Accreditation(認可)があるということを改めて認識できた。【官公庁・自治体】
- 欧州全体の状況を見据えるのに有用かつ整理された情報提供でした。【大学教員】
- 大変わかりやすいご説明でしたが、評価についての研究者等にはちょっと内容的にもの足りなかったかも。【官公庁・自治体】
- もう少し具体的な話しの方がいいかもしれない。【官公庁・自治体】
ジョージ・ベルへ-ゲン氏の基調講演については、
- 具体的手法を披露していただいたこと、大変わかりやすく参考になった。【一般企業】
- EUAのIRPの概略がよく分かった、ただ、もう少し現場での運用の現実が分かるような例題も欲しかった。【大学教員】
- 具体的で参考になった。失敗事例もほしかった。【大学職員】
基調講演全体については、
- 両講師の話とも英国の例示が少なかったのが、残念。EUシステムとの関係から本課題を見るとやや日本のプラクティスから遠くなるのでは。【官公庁・自治体】
- ヨーロッパから2名の講演であったが、アメリカ1名、ヨーロッパ1名だともっと比較しやすいし、日本の参考になると思う。【大学団体職員】
パネルディスカッションに対しては、
- それぞれ常識的・官僚的・挑戦的・挑発的・・・な立場からの発言でよかったです。【報道・出版】
- 各人の立場が発言ににじみでているパネルであったという意味では面白かった。【大学教員・非常勤】
- アメリカのケース(商業主義)も比較したい。アカデミアに商業センスを入れるとし、もっと、ビジネス関係のパネリストを入れる。【シンクタンク・コンサルタント】
- 学生の受け入れ先であり、研究方面での関係の深い産業界からの参加が、パネルにあったほうがよかったように思う。【官公庁・自治体】
- 「大学評価モデル」を掲げていながら、国立大学のことしか議論しないのは失望しました。大学基準協会や、日本の高等教育の7割を占める私立大学のことを何も言及しないので、極めて残念でした。日本の高等教育の全体をどのようにしてQA(Quality assurance?)していくのかという発想がないことが、問題ではないでしょうか。国立大学をいかにうまく機能させるかということだけを議論するのでは全体が見えないです。【大学生】
- 全体として国立大学向けのシンポの色合いが強すぎる。独法化を控え、やむを得ないかとは思われるが、私大も含め、普遍性のあるシンポジウムが望まれる。【大学職員】
- 国立大学法人評価に議論が集中しすぎた。大学に対する評価の多様な形態の全体像が見えなかったので、後のQ&A(つまり、おおかたの出席者の理解)がズレてしまったのではないか。【官公庁・自治体】
シンポジウム全体に対しては、
- 大変勉強になり満足しています。有り難うございました。自大学の改革に今日のシンポジウムの内容を生かしていきたいと存じます。【大学教員】
- 貴重な意見が沢山ありましたので、今後の大学評価に是非反映できるように社会に発信していって欲しいと思います。【官公庁・自治体】
- ゲスト(ウェーバー氏、ベルヘーゲン氏)のパネルディスカッションに対するコメントは良かったと思う。【大学教員】
- ヨーロッパがどうかを学ぶ部分と日本のパネルディスカッションがうまくかみあっていない印象もある。質疑応答の時間を見ておくべきであったと思う。【シンクタンク・コンサルタント】
- 質問のひとりにもあったが、EUメンバーの話題とパネルディスカッションの話題とのズレを感じた。ヨーロッパの話題があまり生かされていなかったように思う。やはり、我が国の場合は、国の関与があまりにも重い。大学改革と(財政的な)独法化が重なっているので、我々は「評価」やはり足切りの道具と思ってしまう。【大学教員】
- 講演者の講演内容に合わせて、もう少しポイントを絞ったパネルの設計をする必要があったかと思います。【大学教員】