理系・文系出身者の平均年収についてのコラム
東京 八王子市 中野 章
経済産業研究所 西村和雄先生の表題コラムを興味深く、むしろ感動を持って読ませていただきました。
小生も今の今まで文系が理系よりも常に高年収であると信じておりました。
大学キャンパスでも理系研究室は真夜中でも煌々としており、文系教室は早々と消灯している、つまり理系は文系に比べてはるかに多くの時間を勉強に、研究に費やしているのに給料は安いと云うことに矛盾を感じながらも理系は好きな道を選んだのだから給料は文系よりも安くても我慢するのもやむを得ないかと納得していましたが西村先生のコラムの諸データは常に理系が文系よりも平均的に高年収であることを示しており、正に眼からウロコが取れた感じです。また「文系でも大学入学試験で数学を選択した人たちが、そうでない人たちよりも高年収」であったというのも面白いと思いました。
資源小国の日本がグローバル競争のなかで生き抜くには技術立国しかありません。
折から入学試験も終盤になっていますが、文系にしようか、理系にしようかと迷っている人で、もともと理系向きな人は「好きな道で給料が良い」のならもはや迷うことはないと思うのですが。
どうかこれらのデータがもっと人口に膾炙し理系への志望者が増えることを望みます。