海の生物やそれを食料とする動物は、ケイソウなど微細藻類を出発点とする食物連鎖の中に生きています。また、私たちが毎日呼吸で取り込んでいる酸素の1/3から半分は、微細藻類の光合成で作り出されたものです。
バイオ素材の多くは一世代のサイクルに数カ月を要しますが、これらの微細藻類は数時間～数日に一度のペースで分裂することから、未来のバイオ素材として注目が集まっています。 今回のインタビューでは、ケイソウの「種からの養殖技術」を世界で初めて確立したSeedbank社の石井健一郎社長に、「光とCO₂で無限に増殖するバイオ素材」である微細藻類の産業利用について伺います。
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