通商産業政策史 6 -基礎産業政策-

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執筆者 編著:山崎 志郎
出版社 財団法人 経済産業調査会 / 7500円
ISBN 978-4-8065-2871-5
発行年月 2011年7月
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BBLセミナー「組織性と市場性はどのように絡み合ったか ~鉄鋼政策の事例から~」(金 容度 (法政大学 経営学部教授))

内容

本巻は、石油危機から2000年度までの基礎産業局の政策を扱う。高度成長期に良質な基礎素材を安定的に供給し、諸産業の発展を支えながら成長した基礎素材産業は、石油危機やその後の円高のなかで厳しい時代を経験することになった。強い競争力を獲得した鉄鋼部門では貿易摩擦の最前線に立って、貿易秩序の維持が求められ、非鉄金属、石油化学では大規模な設備処理と高付加価値化が求められた。その一方で、新素材、バイオ部門など新時代を担う素材開発の課題が台頭した。

  • 序章 構造不況対策から国際競争力強化へ
  • 第1章 化学産業
  • 第2章 鉄鋼業
  • 第3章 非鉄金属産業の構造改善
  • 第4章 バイオインダストリーの育成
  • 第5章 新素材の開発
  • 第6章 アルコール事業の改革
  • 第7章 化学物質の安全管理
  • おわりに

索引 [PDF:286KB]