プログラム:マクロ経済と少子高齢化

⾃動化(robotization)が労働市場およびマクロ経済に与える影響について

プロジェクトリーダー/サブリーダー

藤原 一平 (ファカルティフェロー)

リーダー

プロジェクト概要

自動化(すなわち、ロボット導入)が、「労働を人から奪うことになるのか?」といった懸念が非常に強まっている。こうした懸念は決して新しいものではなく、少なくとも200年程度前より、「機械化が労働を奪うのではないか」といった指摘をみつけることができる。しかし、近年の、機械学習、人工知能の著しい発展を受けて、「今回こそは過去とは異なる(This time is different.)」との見方を提示する向きが強い。こうした懸念を受けて、様々な仮定を置き、理論モデルを用いて、将来についてのシナリオ(シミュレーション結果)を提示する理論的研究は数多いが、データを用いて、自動化が、これまで労働市場にどのような影響を与えてきたかを実証分析するものは少ない。さらに、実証分析の結果は区々となっている。本プロジェクトでは、新たなデータ、分析手法を用いて、自動化がこれまでに労働市場、マクロ経済に与えてきた影響を明らかにする。

プロジェクト期間: 2019年12月16日 〜 2021年11月30日

主要成果物

2021年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー