プロジェクト概要
企業の内部労働市場は、評価、訓練、人材の再配置、短期長期両方のインセンティブ供与という多面的な役割を果たしている。本プロジェクトでは、日本企業数社の人事データを用い、
(1)日本企業の内部労働市場がどの程度効率的か、
(2)労働生産性を上げるための企業サイドのさまざまな施策がどのようなインパクトを及ぼしているか、
(3)制度的要因が人的資源配分や賃金にどのような影響をもたらしているか、
などの問題に取り組む。
その際、特に女性の人的資本の未利用、メンタルヘルスの悪化、採用市場におけるマッチングの非効率性などにつながる問題の発掘、その原因や制度的背景などを明らかにすることを目指す。
プロジェクト期間: 2015年4月 6日 〜 2017年3月31日