プロジェクト概要
本プロジェクトは、東日本大震災の経済的影響を分析し、その復興過程でどのような経済構造の変化が生じるかを予測することを目的としている。大震災の経済的影響は、資本ストック等への被害といった直接的影響に加えて、サプライチェーンの寸断によって生じた間接的影響を分析する。さらに、過去の大規模自然災害を参考情報に、被災地域の復興過程でどのような経済構造の変化が予想されるかを検討しながら、日本経済の長期的成長見通しへの影響を予測する。この研究では、地域別・産業別のデータに基づく分析に加えて、サプライチェーンや集積効果などに焦点を当てながら企業別・事業所別のミクロデータを使った分析も行う。また、本研究プロジェクトを通じて、地域別・産業別の生産立地状況および生産性を把握するためのデータベースを構築する。
プロジェクト期間: 2011年4月19日 〜 2013年3月31日