プロジェクト概要
2008年度~2010年度
RIETIが所有するデータには、通常研究機関がデフォルトとして所蔵している比較的低コストで入手可能なデータに加えて、各プロジェクトが研究遂行のために購入した大規模データやプロジェクトの成果物として形成されたデータ(アンケート調査の結果も含む)がある。本プロジェクトの目的は、これらのデータセットに対し、利用者がより効率的にデータが使用可能となるためのインフラ整備を行うことである。加えて、研究者のみでなく社会的にも新たな知見を与え得るデータ(アンケート調査の結果など)の公表可能性やその手段も視野に入れ、所内での活発な議論の場になることも目的としている。
さらにRIETIには経済産業省が所有する個票データのハンドリングについての知識がすでに集積しており、研究者が個票を入手して速やかに分析に移行できるように、各統計データのマッチング等のコンバータ作りにも取り組んでいる。これらのデータ整備を行うことで、新統計法の施行後の対応や、RIETIの存在価値や独自性を高めることが可能であると考える。
プロジェクト期間: 2008年7月14日 〜 2011年3月31日