政策研究領域(隣接基礎研究領域) A. 金融構造、コーポレート・ガバナンスの展開等、企業関連制度

組織と制度の経済分析:企業パフォーマンス・成長を高めるための組織・制度デザインのあり方

プロジェクトリーダー/サブリーダー

鶴 光太郎 顔写真

鶴 光太郎 (上席研究員)

リーダー

プロジェクト概要

2007年度~2010年度

バブル崩壊以降、15年ほどの調整過程を経て新たなフロンティアへの飛躍を目指す日本経済にとって、潜在成長力、イノベーションを高め、促進させるような仕組み、デザインが必要となっている。その場合、企業のイノベーション、ひいてはパフォーマンスを高めるより本源的な要素として、企業の組織形態、人的資源のあり方、市場のインフラとなる制度から根本的に問い直すことが重要である。本プロジェクトでは、まず、近年活発化している企業買収・合併に着目し、1)その動機・意図は何か、また、2)組織再編が行われた後、当初期待されていた効果が発揮され、企業のパフォーマンスが向上しているか、について十分な検証を行う。また、敵対的買収防衛策のあり方、インプリケーションについても分析を行う。

2006年度

90年代以降の世界的な企業合併・買収・統合ブームの中で、日本においても90年代後半から企業合併・買収・統合が急速に増加している。こうした動きを理解するためには、(1)その動機・意図は何か、また、(2)組織再編が行われた後、当初期待されていた効果が発揮され、企業のパフォーマンスが向上しているか、について十分な検証が必要である。

まず、企業活動基本調査の個票と買収・合併情報を統合した包括的な「M&Aデータベース」を構築し、産業別、形態別の特色にも着目しつつ、上記を検証するための計量分析を行う。なお、本研究における新規研究分野の掘り起こし作業の一環として、今後の労働市場改革のあり方を理論・実証面から学際的に分析する「労働市場制度改革研究会」の立ち上げを行う。

主要成果物

2010年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2009年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2007年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー

2006年度の成果

RIETIディスカッション・ペーパー