開催案内
今年9月に発表された基準地価は、都心部を中心に地価高騰を示した。その主要因は金融緩和や海外資本の流入、インバウンド需要である。しかし、今後の地価動向を左右するのは、不可逆な人口減少だ。地方から人口を集める東京も例外ではない。交通・通信の利便性が高まる中で、超高層化してまで都市に集積するメリットは薄れ、自然な交流が生まれやすい低層で緩やかな集積を志向する都市こそが、魅力を持つ時代となる。その兆しは即時性の高い住宅取引価格に既に表れており、地価高騰の動向に変化が見え始める中で、都市の真価が問われる局面に差し掛かっている。
本講演では、京都大学経済研究所の森知也教授(RIETIファカルティフェロー)をお迎えし、地価の趨勢が変わりつつある中で問われる都市の真価についてご講演いただく。
イベント概要
- 日時:2025年10月31日(金) 12:15-13:15
- 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
- 開催言語:日本語
- 参加費:無料
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
- お問い合わせ:コンファレンス担当 木下
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参加申し込み
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講演者・略歴(敬称略)
- スピーカー:
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- 森 知也(RIETIファカルティフェロー / 京都大学経済研究所教授 / 東京大学空間情報科学研究センター客員教授)
1967年生まれ。ペンシルベニア大学大学院地域科学研究科博士課程修了(Ph.D.)。1996年、京都大学経済研究所准教授、2009年より経済産業研究所ファカルティフェロー、2012年より東京大学空間情報科学研究センター客員教授、2020年から麗澤大学都市不動産科学研究センター客員教授、2023〜2024年統計数理研究所客員教授。専門は都市経済学で、都市を始めとする経済集積の形成に関する理論および実証分析を行っている。
- 森 知也(RIETIファカルティフェロー / 京都大学経済研究所教授 / 東京大学空間情報科学研究センター客員教授)
- コメンテータ:
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- 山岸 圭輔(国土交通省 国土政策局 計画官)
- モデレータ:
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- 堺井 啓公(RIETI国際・広報ディレクター)