開催案内
少子高齢化が進行する日本社会において、移民の受け入れと共生は喫緊の課題となっています。他方、移民に対する市民の意識や政策的対応は、社会的背景や制度の違いにより多様な様相を呈しています。
本シンポジウムでは、移民研究の分野において世界的に著名なマルク・ヘルブリング教授(マンハイム大学)、アレクサンダー・クストフ助教授(ノースカロライナ大学シャーロット校)らをお迎えし、移民政策や市民意識に関する最新の実証的知見を共有し、議論を深めます。日本、アメリカ、ドイツなど異なる文脈から得られた研究成果を通じて、移民をめぐる政治的・社会的ダイナミクスを考察する貴重な機会となります。研究者、実務者、学生、そして移民問題に関心をお持ちのすべての方のご参加を心より歓迎いたします。
イベント概要
- 開催日時:6月21日(土) 15:00-17:00
- 会場:早稲田大学 政治経済学部 3号館 701教室(東京都新宿区西早稲田1-6-1)
- 主催:早稲田大学現代政治経済研究所 実験政治学研究部会
- 後援:独立行政法人 経済産業研究所(RIETI)
- 助成:公益財団法人社会科学国際交流江草基金(国際研究集会開催助成)
- 開催言語:英語
- 参加費:無料
お申込みはこちら
https://www.waseda.jp/fpse/winpec/news/2025/06/04/9619/
お問い合わせ先:早稲田大学政治経済学術院 尾野嘉邦研究室
E-mail:k.shibuta4@kurenai.waseda.jp
プログラム
司会・モデレータ:
尾野 嘉邦(RIETIファカルティフェロー / 早稲田大学政治経済学術院教授)
「言語能力を超えて:国民的アイデンティティが移民への態度に与える影響」
五十嵐 彰(大阪大学)[Charles Crabtree、Yoshikuni Onoとの共同研究]
「それでも移民は難しい?行政的負担と移民に対する態度 ― ドイツ、日本、アメリカの比較分析」
アレクサンダー・クストフ(ノースカロライナ大学シャーロット校)[Michelangelo Landgrave、Beatrice Magistroとの共同研究]
「よりコミットしているのは誰か?移民支持者と反対者における市民参加と政策優先度」
マーク・ヘルブリング(マンハイム大学)[Felix Jager、Rahsaan Maxwellとの共同研究]