開催案内
1990年代以降の日本経済を振り返ると、長期にわたりデフレ脱却や経済成長の回復が大きな課題となってきた。昨年12月に公表された日本銀行の報告書「金融政策の多角的レビュー」では、デフレの背景として、需要不足の慢性化などに加え、価格を押し下げる供給側の要因も影響していた可能性を指摘している。日本銀行の金融政策は、物価の安定を目的としているが、設備投資や雇用などの実体経済にも大きな影響を与えうることから、経済産業政策の的確な推進のためには金融政策の理解が不可欠である。本セミナーでは、同レビューに深く関わった日本銀行調査統計局の福永一郎氏を講師としてお招きし、グローバルな物価変動の要因や、潜在成長率と物価・賃金の関係などについて解説を頂く。
イベント概要
- 日時:2025年2月10日(月) 12:15-13:15
- 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
- 開催言語:日本語
- 参加費:無料
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
- お問い合わせ:コンファレンス担当 大久保
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講演者・略歴(敬称略)
- スピーカー:
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- 福永 一郎(日本銀行調査統計局参事役(企画調査担当))
1999年日本銀行入行。調査統計局、金融研究所を中心に、日本経済の理論・実証分析に長年従事。「金融政策の多角的レビュー」では、過去25年間の経済・物価情勢に関する先行研究や主要論点の整理などを担当した。このほか、2015~18年には、IMF戦略政策審査局シニアエコノミストとして、各国のマクロ経済政策の審査等に従事。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。London School of Economics経済学博士(Ph.D.)。
- 福永 一郎(日本銀行調査統計局参事役(企画調査担当))
- コメンテータ:
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- 井上 誠一郎(経済産業省大臣官房審議官)
- モデレータ:
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- 深尾 京司(RIETI 理事⻑ / 一橋大学経済研究所 特命教授・一橋大学 名誉教授)