AIGグローバル・トレード・シリーズ2024 ポッドキャスト 第四b話

自動車戦争(その2) - 電気自動車、中国、EU

開催案内

電気自動車を巡って米中競争が激化する中、EUにも中国製EV問題について独自の対策を迫る動きが強まっている。中国製EV輸入の影響に対する懸念が広がり、EU域内の自動車産業を保護すべきとの声が高まる一方、手ごろな価格の中国製EVや「グリーンテック」を利用できれば、欧州独自のグリーントランジションを加速できるという意見もある。このような厳しい論争の背景にあるのは、中国の過剰生産が及ぼす世界的な影響への危機感である。

なぜEUは懸念を抱いているのか、その懸念は果たして正しいのか。EV問題は、EUと中国の貿易関係にどれほど広範に影響を与えるのか、またEUと米国の貿易関係にはどのような意味を持つのか。そして、EUが脱炭素化と産業政策をどのように両立すべきかについて、EVの事例はどのような教訓を与えてくれるのだろうか。
EV問題における米中間の競争については、スコット・ケネディ、ウェンディ・カトラー、レム・コルテウェグが対談した、前回のAIGグローバル・トレード・シリーズ2024 第四話「自動車戦争(パート1)」をお聞きください。
https://www.rieti.go.jp/jp/events/24052401/info.html

AIGグローバル・トレード・シリーズ2024は世界の通商システムを形成する要因の複雑な相互作用について分析するポッドキャスト・シリーズです。グローバル・トレード・シリーズではAIGと世界貿易に詳しい以下の組織-アスペン研究所(ドイツ)、ブラジル国際関係センター(CEBRI)、英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)、オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)、エルカノ王立研究所(スペイン)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)、ジョージタウン大学国際経済法研究所(米国)、イタリア国際政治研究所(ISPI)、ジャック・ドロール研究所(フランス)、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)、貿易を通じた繁栄のためのザンクトガレン基金(スイス)-が協働しています。
https://www.aig.co.uk/landing-pages/aig-global-trade-series

イベント概要

  • 日時:2024年6月17日

パネリスト

  • エルビラ・ファブリー ジャック・ドロール研究所上席研究員
  • ミゲル・オテロ・イグレシアス エルカノ王立研究所シニアアナリスト

モデレータ

  • レム・コルテウェグ オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)上級研究員

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