RIETI公開BBLウェビナー

「成長の臨界」にどう対応するか?

開催案内

国際金融危機後、先進国では「低成長、低インフレ、低金利」という日本化が懸念され、財政政策が積極活用された。コロナ禍では大規模な財政・金融政策が発動されたが、景気回復が始まると、高インフレが到来した。ボルカー流の引締めが懸念されるが、財政インフレならインフレ抑制は難しい。講演では日本の長期停滞の原因を探り、脱却策として、マクロ安定化政策だけでなく、労働政策、社会保障制度、税制、DX、GXも検討する。

イベント概要

  • 日時:2022年10月27日(木) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • 河野 龍太郎(BNPパリバ証券経済調査本部長・チーフエコノミスト)
    1964年生まれ。愛媛県宇和島市出身。1987年 横浜国立大学経済学部卒業、住友銀行(現三井住友銀行)入行。1989年 大和投資顧問(現三井住友DSアセットマネジメント)入社。エコノミストとして日米経済、金利・為替予測を担当。1994年より米国駐在エコノミストとして、米国経済、金融・通貨政策の分析を担当。96年に帰国し、グローバルボンドファンド等の運用を担当。1997年 第一生命経済研究所 入社。主任研究員、上席主任研究員としてマクロ経済・金融の分析を担当。2000年11月より現職。
    【著作等】アラン・ブラインダー「金融政策の理論と実践」(東洋経済新報社)前田栄治氏との共訳、ポール・クルーグマン「通貨政策の経済学」(東洋経済新報社)林康史氏との共訳、『金融緩和の罠』(集英社)藻谷浩介氏、小野善康氏 萱野稔人氏との共著、「成長の臨界―『飽和資本主義』はどこへ向かうのか」(慶應義塾大学出版会)、等
モデレータ:
  • 安橋 正人(RIETIコンサルティングフェロー / 京都大学経済研究所先端政策分析研究センター 特定准教授)