開催案内
日本の対外戦略は、21世紀に入り中国の台頭、アジア諸国の発展、国内経済の成熟化のもとで、かつての重商主義から国家主導のリベラルな戦略へと大きく転換した。大きな分岐となった1990年代以前と以後における変容を歴史的・制度的な観点から捉え、貿易・投資や、通貨・金融、対外援助に関わる領域を概観したうえで、インド太平洋の枠組みでの日本の新戦略を、地経学の観点から考察する。
イベント概要
- 日時:2022年7月14日(木) 12:15-13:15
- 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
- 開催言語:日本語
- 参加費:無料
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
講演者・略歴(敬称略)
- スピーカー:片田 さおり(南カリフォリニア大学国際関係学部教授)
東京生まれ。一橋大学社会学部卒業。ノースカロライナ大学チャペルヒル校より政治学博士(Ph.D.)の学位を取得。国際連合開発計画メキシコ事務所、世界銀行国際経済部国際金融課研究員、南カリフォルニア大学国際関係学部准教授を経て、同教授。2021年世界国際関係学会副会長、Review of International Political Economy編集委員、日本国際問題研究所客員研究員。"Banking on Stability: Japan and the Cross-Pacific Dynamics of International Financial Management"で大平正芳記念賞受賞。
- コメンテータ:杉之原 真子(フェリス女学院大学国際交流学部教授)
- モデレータ:佐分利 応貴(RIETI国際・広報ディレクター / 経済産業省大臣官房参事)