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食料安全保障と日本の農政 ー ウクライナ侵攻の教訓

開催案内

食料安全保障は二つの要素からなる。一つは経済的に食料にアクセスできるかどうかである。国際価格が高騰すると途上国の貧しい人は食料を買えなくなる。しかし、これは日本では起きない。もう一つは物理的にアクセスできるかどうかである。現在のウクライナ・マリウポリのようにお金があっても入手できない場合である。今このような事態が起きたら、どうなるのか?それを避けるためには、何をなすべきか?

イベント概要

  • 日時:2022年4月20日(水) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

講演者・略歴(敬称略)

  • スピーカー:山下 一仁(RIETI上席研究員(特任)/ キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)

    キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。経済産業研究所上席研究員。1955年岡山県生まれ。東京大学法学部卒業。ミシガン大学応用経済学修士、行政学修士。東京大学博士(農学)。1977年農水省入省。同省ガット室長、農村振興局次長などを経て、2008年4月より経済産業研究所上席研究員。2010年4月よりキヤノングローバル戦略研究所研究主幹。著書に『国民のための「食と農」の授業』日本経済新聞出版(2022年)、『いま蘇る柳田國男の農政改革』新潮社(2018年)、『TPPが日本農業を強くする』日本経済新聞出版社(2016年)、『バターが買えない不都合な真実』幻冬舎(2016年)、『日本農業は世界に勝てる』日本経済新聞出版社(2015年)、『農協解体』宝島社(2014年)、『日本の農業を破壊したのは誰か~「農業立国」に舵を切れ』講談社(2013年)、『環境と貿易』日本評論社(2011年)、『農業ビッグバンの経済学』日本経済新聞出版社(2010年)、『食の安全と貿易』日本評論社(2008年)、『国民と消費者重視の農政改革』東洋経済新報社(2004年)など。

  • モデレータ:佐分利 応貴(RIETI国際・広報ディレクター / 経済産業省大臣官房参事)