RIETI公開BBLウェビナー:DXシリーズ(経済産業省デジタル高度化推進室(DX推進室)連携企画)

デジタル経済に向かう欧州のAI戦略ー日本はEUから何を学ぶべきか

開催案内

AIのイノベーションは、米国のGAFAMや中国のBATHらのビッグ・テックが牽引しており、日本やヨーロッパには新しい戦略が求められている。このため、欧州各国はAI戦略を見直し、米国のGAFAプラットフォーム(民間主導)や、中国政の寡占的なEコマース(政府主導)に代わるものとして、政府主導型の効果的なAIガバナンスモデル= AIエコシステムを構築しつつある。具体的には、フランスの学術研究とドイツのAIの産業応用研究を組み合わせるとともに、データプラットフォームとしてEU全体の「AIクラウド」を構築、AIの研究者や企業のアプリケーション開発者の利用に供する予定としている。今回のBBLセミナーでは、欧州諸国を中心に世界各国政府のAI戦略に詳しい富士通チーフポリシーエコノミストのマルティン・シュルツ氏に、欧州のAI戦略の実態と日本への教訓について講演いただく。

イベント概要

  • 日時:2021年1月20日
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

講演者・略歴(敬称略)

  • スピーカー:マルティン・シュルツ(富士通株式会社 チーフポリシーエコノミスト)

    ドイツ生まれ。ベルリン自由大で1989年に政治学修士、90年に経済学修士を取得。また96年に同大学で博士号(経済学)を取得し、98年まで同大の政治経済研究所助教授。96年以降、英国バース大学、イタリアのバーリ大学、ポーランドのシュテティン大学、ベルリン社会科学学術センターにて勤務。91年-93年東京大学社会科学研究所研究員。97年立教大学経済学部奨励研究員。98年-2000年東京大学社会科学研究所研究員および同大学経済学部研究員。98年-99年には日本銀行金融研究所に滞在。2000年7月から富士通総研経済研究所。研究分野は国際経済、経済政策、企業戦略、テクノロジーの経済学など。2020年より富士通株式会社チーフポリシーエコノミスト。

  • コメンテータ:中島 厚志(RIETIコンサルティングフェロー / 新潟県立大学国際経済学部教授)
  • モデレータ:佐分利 応貴(RIETI国際・広報ディレクター / 経済産業省大臣官房参事)