RIETI公開BBLウェビナー

世界から見る北朝鮮―国連による北朝鮮制裁の現状と課題、そしてパンデミックがもたらす影響

開催案内

北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国による核・弾道ミサイル開発に対し、国連安保理は2006年から10にわたる累次の制裁決議を採択してきた。加えて、日本では独自の制裁措置として北朝鮮との輸出入の全面禁止や渡航自粛などの措置が取られているため、現在では北朝鮮は閉ざされた国であるとの印象が強い。その一方、北朝鮮は、アフリカ地域に医療支援を行い、数十か国に労働者を派遣し、2019年には統計上だけでも280億円以上の輸出を行う国でもある。このような北朝鮮の国際的な活動が、制裁の履行を難しくしており、先月公表された国連安保理の専門家パネルの報告書においても、数々の事案や課題が指摘されている。本セミナーでは、同報告書の共同執筆者である竹内氏より、国連安保理による北朝鮮制裁の現状及び課題、また現在の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が北朝鮮制裁に与えうる影響についてご説明いただく。

イベント概要

  • 日時:2020年5月29日
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)

講演者・略歴(敬称略)

  • スピーカー:竹内 舞子(国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員)
  • コメンテータ:末森 洋紀(経済産業省貿易管理部情報調査室長)
  • モデレータ:佐分利 応貴(RIETI国際・広報ディレクター)