開催案内
昨今、証拠に基づいて合理的、論理的に政策を評価し立案をする、Evidence-Based Policy Making(EBPM)への関心が高まっています。限られた予算・資源のもと、社会実験や統計分析を駆使して効果的な政策を選択していくEBPMの推進は、政府の骨太の方針にも掲げられ、今後もますます重要性が増していくことが予想されます。RIETIでは2017年2月より「日本におけるエビデンスに基づく政策の推進」というテーマで研究プロジェクトを進めて来ています。3回目となる今回のシンポジウムでは、研究成果として、資源エネルギー問題や防災問題へのEBPM利用やEBPMの行政での実装といった具体的成果に加え、AIに基づくビッグデータ分析や政治・行政における不正統計リスクの根絶といった将来を見据えた課題とEBPMの関連について、第一線で活躍する専門家が議論します。
イベント概要
- 日時:2019年12月25日(水)13:00-17:50(受付開始12:30)
- 会場:イイノホール&カンファレンスセンター Room A
(〒100-0011 東京都千代田区内幸町2丁目1-1) - 開催言語:日本語
- 参加費:1000円 [公印を捺印した領収書を発行いたします](学生は学生証提示の場合無料)
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
- 定員:200名(定員に達した際は、期日前に締め切らせていただく場合があります。)
- お問合せ:経済産業研究所 大久保
Tel: 03-3501-8398
定員に達しましたが、キャンセル待ちをご希望の方はこちらからお申込みください。
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プログラム
13:00-13:10 開会挨拶
中島 厚志(RIETI理事長)
13:10-13:15 イントロダクション
山口 一男(RIETI客員研究員 / シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授)
13:15-14:15 セッション1:資源エネルギー政策とEBPM
報告1 「エビデンスに基づく環境・エネルギー政策にむけて」
伊藤 公一朗(RIETI研究員(特任) / シカゴ大学公共政策大学院准教授)
報告2 「ナッジをEBPMの入口に-省エネ情報表示のオンライン実験を題材に-」
小林 庸平(RIETIコンサルティングフェロー / 三菱UFJリサーチ&コンサルティング経済政策部主任研究員)
Q&A
モデレータ
関沢 洋一(RIETI上席研究員)
14:15-15:15 セッション2:EBPM理論と応用
報告3「防災におけるナッジの活用」
大竹 文雄(大阪大学大学院経済学研究科教授)
報告4「22世紀のEBPM」
成田 悠輔(RIETI客員研究員 / イェール大学助教授 / スタンフォード大学客員助教授 / ヂンチ株式会社共同代表)
Q&A
モデレータ
山口 一男(RIETI客員研究員 / シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授)
15:15-15:30 コーヒーブレイク
15:30-16:30 セッション3:EBPMと行政
報告5「不正統計防止とEBPM」
中室 牧子(慶應義塾大学総合政策学部教授)(登壇者)
山口 一男(RIETI客員研究員 / シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授)
報告6 「EBPMの行政への実装に向けて」
内山 融(東京大学大学院総合文化研究科教授)
Q&A
モデレータ
大竹 文雄(大阪大学大学院経済学研究科教授)
16:30-17:50 セッション4:パネルディスカッション
パネリスト(ご登壇順)
大竹 文雄(大阪大学大学院経済学研究科教授)
伊藤 公一朗(RIETI研究員(特任) / シカゴ大学公共政策大学院准教授)
中室 牧子(慶應義塾大学総合政策学部教授)
森川 正之(RIETI副所長)
モデレータ
山口 一男(RIETI客員研究員 / シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授)
*上記プログラムの講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承ください。