RIETI公開BBLセミナー

日台関係と先端技術交流の新たなプラットフォーム

開催案内

台湾の人口は約2400万人。うち500万人弱が1年間に日本を訪れる。日本からは200万人弱が訪台し、留学生交流は1.5万人に上る。東日本大震災では台湾から世界トップとなる義援金250億円が寄せられた。

台湾と日本の絆は長く太い。「日本に親しみ」が80%、「台湾に親しみ」が67%と、相互信頼も厚い。東洋一のダムを1930年に造った八田與一技師の偉業が語り継がれ、甲子園準優勝を描いた日台合作映画「KANO1931海の向こうの甲子園」は好評を博した。連続TV小説「まんぷく」の主題インスタントラーメンは日台の絆の象徴とも言われる。

李世暉教授は、京都大学で博士号を取得し、台湾における日本研究の要として、國立政治大学で教鞭をとる傍ら、政権に政策提言を行ってきている。こうした中で、ソサエティ5.0や医療介護での日台協力強化が必要として、新たな先端科学技術交流プラットフォームの創設を提言し、自らが局長級主任に着任している。

今回のBBLでは、台湾での日本研究の若手エースとして、現在の日台関係をどう見ているか、また、自ら提唱し創設した台日科技連携オフィスの狙いについて解説いただく。加えて、米中摩擦の台湾への影響についてもコメントいただく。

イベント概要

  • 日時:2019年9月30日(月)12:15-13:15(受付開始12:00)
  • 会場:RIETI国際セミナー室(東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 経済産業省別館11階1121)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
  • お問合せ:経済産業研究所 大久保 ( )
         Tel: 03-3501-8398

定員に達したため、お申込受付を締め切らせていただきました。

講演者・略歴(敬称略)

  • スピーカー:李世暉(国立政治大学日本研究博士学位プログラム教授 / 科技部台日科学技術連携推進オフィス主任)

    2006年京都大学大学院経済学研究科博士号取得。専攻は日本金融・経済安全。
    慶應義塾大学SFC研究所上席所員(2011-2012年度)。
    慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授(2015年度)
    台湾当代日本研究学会秘書長(現任)。
    台湾国立政治大学当代日本研究センター秘書長(現任)。
    【主な著書】
    李世暉(2016)「日本國家安全的經濟視角:經濟安全保障的觀點」(台北:五南)。 李世暉、遠藤乾編著(2019)「日本研究的轉化與重構:社會科學領域的學術對話」(台北:翰蘆)。

  • モデレータ:安藤 晴彦(RIETI理事)

*講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承下さい。