ワークショップ

Recent Developments in Spatial Economics(開催報告)

イベント概要

    • 日時:2017年6月6日(火)
    • 場所:RIETI国際セミナー室(東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 経済産業省別館11階1121)

開催報告

RIETIにおいて、プロジェクト「都市システムにおける貿易と労働市場に関する空間経済分析」(リーダー:田渕隆俊ファカルティフェロー)のワークショップ "Tokyo Workshop on Spatial Economics" が2017年6月6日に開催された。海外の第一線で活躍している4名の研究者が都市経済の空間的な側面に着目した研究報告をし、40名を超える参加者とともに多角的な議論を行い、空間経済学においていくつかの興味深い政策的含意が得られた。ワークショップで報告された論文の概要と主な研究成果は以下のとおりである。

開発途上国と先進国では通勤交通の流れが異なることに着目し、コロンビアのボゴタ市の通勤データを用いて通勤混雑の社会的費用を測定し、厚生経済学の見地から考察した(Gilles Duranton)。

都市システムに関してミクロ経済学的基礎のある理論モデルを構築し、環境汚染が発生する下で中央政府と地方政府が取るべき社会的に望ましい都市環境政策について論じた(Michael Pflüger)。

政治的・制度的制約がある開発途上国の大都市において、建物が建て替えられて高層ビル化していくメカニズムを明らかにし、ナイロビ市の時系列データを用いて実証分析を行った(Vernon Henderson)。

中心都市の複合ビルにおけるオフィスと商業施設がどのように集積するかについて実証分析を行い、生産性のスピルオーバーが一つのビル内で完結することを明らかにした(Stuart Rosenthal)。