イベント概要
議事概要
アジア諸国における産業構造と産業別の全要素生産性上昇を計測するためのデータベース構築を目指すAsia KLEMSプロジェクトの第2回総会(Asia KLEMSコンファレンス)が2013年8月22-23日にソウルの韓国銀行で開催された。これは2011年7月21日に東京のアジア開発銀行研究所(ADBI)で開催された第1回Asia KLEMSコンファレンスを引き継いだ会合である。経済産業研究所(RIETI)は、第1回、第2回コンファレンスの共催機関の1つであった。
第2回コンファレンスでは、日本、韓国、中国、インド、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、バングラディシュなどの各国について報告が行われた。このうち日本と中国については、経済産業研究所(RIETI)からの参加者が、RIETIの産業・企業生産性向上プログラムが一橋大学と共同で進めている、日本産業生産性(JIP)データベース 、都道府県別産業生産性(R-JIP)データベース 、中国産業生産性(CIP)データベース の成果を報告した。会合では、初代アジアKLEMS会長であった表鶴吉ソウル大学名誉教授を引き継いで、第二代アジアKLEMS会長(2013-2014年)に学習院大学・RIETIの宮川努教授が就任することが決まった。また第3回コンファレンスの開催場所については、招聘機関の立候補に基づいてAsia KLEMS委員会で決定することとした。更に2014年5月19-20日にRIETI主催で東京で開くWorld KLEMSコンファレンス において、Asia KLEMSプロジェクトの成果を報告することとした。