開催案内
今、地方の経済は疲弊してきています。公共事業の削減や製造業の足早な撤退や雇用削減などに見られるように、従来の地域経済活性化の手法の限界、もろさが露呈してきているようです。あらためて地域の活性化に向けての仕組みを地域自らの知恵で主体的、創造的に構築していく必要があります。
その中で、地域の活力を高めていくさまざまな創意工夫の取り組み、挑戦の芽が出てきています。そこには各地域の社会的な課題を解決しながら、地域の経済的な力や雇用創出につなげていこうというソーシャル・イノベーションともいうべき新たな動きが見られます。このような地域のダイナミズムを活かし、発展させていくことが我が国の活力強化となり健全な発展につながるものでしょう。
本シンポジウムでは、ソーシャル・イノベーションの今後の展開に向けて、高知、釧路地域における実践的な活動報告を踏まえながら考えていきます。
イベント概要
- 日時：2010年10月26日(火) 13:30-17:20
- 会場：釧路公立大学 1階 第1会議室 （北海道釧路市芦野4-1-1）
- 開催言語：日本語（同時通訳なし）
- 参加費：無料
- 主催：独立行政法人経済産業研究所、釧路公立大学地域経済研究センター
- 後援：日本経済新聞社
- お問合せ：RIETI 松倉 多恵子 Tel: 03-3501-8398 Fax: 03-3501-8416
※後日、本サイトにて当日の模様の一部をビデオ映像でご紹介（動画配信）する予定です。また資料も後日、ダウンロードいただけます。
プログラム
13:30 - 13:35 開会挨拶
小磯 修二 (釧路公立大学学長・地域経済研究センター長)
13:35 - 14:35 基調講演「全員参加型の創造立国に向けて－空間経済学の視点から－」
藤田 昌久 (RIETI所長・CRO/甲南大学教授/京都大学経済研究所特任教授)
14:35 - 15:35 基調報告
基調報告1「地域への行政アウトソーシングによる地域活性化－高知県の取り組み－」
中西 穂高 (RIETIコンサルティングフェロー/東京工業大学産学連携推進本部教授)
基調報告2「ソーシャルビジネスの動きを地域の活力に－釧路地域の挑戦－」
小磯 修二 (釧路公立大学学長・地域経済研究センター長)
15:35 - 15:50 休憩
15:50 - 17:20 パネルディスカッション
モデレータ：小磯 修二 (釧路公立大学学長・地域経済研究センター長)
パネリスト：
柚原 一夫 (経済産業省北海道経済産業局長)
大西 雅之 (株式会社阿寒グランドホテル代表取締役社長)
蝦名 大也 (釧路市長)
藤田 昌久 (RIETI所長・CRO/甲南大学教授/京都大学経済研究所特任教授)
*上記プログラムの講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承下さい。
