開催案内
2007年夏に始まった世界的な金融危機は、昨年9月のリーマンショック以降、金融市場の混乱という事態にとどまらず、我が国をはじめ各国の実体経済にも大きな影響を及ぼしており、世界同時不況の様相を呈しています。このような状況の中、危機に対応する経済政策、経済学研究のあり方について検討を行う必要があると考えられます。
東京大学金融教育研究センター (CARF)と独立行政法人経済産業研究所 (RIETI)とは共催シンポジウムを開催し、金融危機が我が国の企業金融及び実体経済にもたらす影響について多面的に分析するとともに、今後の政策対応の方向について議論します。
イベント概要
- 日時:2009年7月3日 (金) 13:30-17:55
- 会場:RIETI国際セミナー室 (東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 経済産業省別館11階1121)
- 開催言語:日本語 (同時通訳なし)
- 参加費:1000円[公印を捺印した領収証を発行いたします。](当日受付にて学生証提示の方は500円)
- 主催:東京大学金融教育研究センター (CARF)、独立行政法人経済産業研究所 (RIETI)
- お問合せ:RIETI Tel: 03-3501-8398
※CARFのシンポジウム開催案内ページは、こちら からご覧になれます。
※シンポジウム終了後、インターネットにて当日の模様の一部をビデオ映像でご紹介(動画配信)する予定です。また資料も後日、本サイトからダウンロードしていただけます。
プログラム
13:30-13:35 開会挨拶
藤田 昌久 (RIETI所長・CRO/甲南大学教授/京都大学経済研究所特任教授)
13:35-15:25 第1部 金融危機が日本経済に及ぼす影響
司会進行:佐藤 樹一郎 (RIETI副所長)
13:35-14:05 基調講演「金融危機と日本経済」
植田 和男 (東京大学金融教育研究センター教授)
14:05-14:35 プレゼンテーション1「金融危機下における中小企業金融」
植杉 威一郎 (RIETIコンサルティングフェロー/一橋大学経済研究所世代間問題研究機構准教授)
14:35-15:05 プレゼンテーション2「銀行危機の貨幣的モデル-政策分析のための新しい枠組みの構想」
小林 慶一郎 (RIETI上席研究員)
15:05-15:25 質疑応答
15:25-15:40 コーヒーブレイク
15:40-17:50 第2部 日本経済の行方と今後の政策対応
司会進行:佐藤 樹一郎 (RIETI副所長)
15:40-16:10 特別講演「日本経済:内需主導の回復、持続的成長の可能性」
吉川 洋 (RIETI研究主幹・ファカルティフェロー/東京大学大学院経済学研究科教授)
16:10-17:50 パネルディスカッション
司会進行:吉川 洋 (RIETI研究主幹・ファカルティフェロー/東京大学大学院経済学研究科教授)
パネリスト:
岩本 康志 (RIETIファカルティフェロー/東京大学大学院経済学研究科教授)
柳川 範之 (東京大学大学院経済学研究科/東京大学金融教育研究センター准教授)
寺澤 達也 (RIETIコンサルティングフェロー/経済産業省経済産業政策局経済産業政策課長)
鶴 光太郎 (RIETI上席研究員)
17:50-17:55 閉会挨拶
植田 和男 (東京大学金融教育研究センター教授)
*上記プログラムの講演内容および講演者は状況により変更することがありますのでご了承下さい。