論争ウォッチング

論争ウォッチングは、小林慶一郎監修の書評コーナーです。

経済に関するさまざまな政策論争(格差問題、グローバリゼーション、市場など)について、日々、多くの書籍や論文が出版されています。しかし、多忙な読者にとって、すべての書籍を丹念に読む時間はとれません。その代わりに、論争に関わる書籍等の書評を一覧的に見ることができれば、論争の現状やポイントを手短に把握することができるはずです。このコーナーでは、そうした要望に応えるために、政策論争に関する書籍等を短く解説し、評価する書評を掲載します。

経済政策・構造改革の論争

「失われた10年」を経て、日本経済は波及効果が弱いながらも「いざなぎ景気」を超える戦後で最も息の長い景気拡張をしている。1990年代後半から2000年代前半の経済政策とは、どのようなものだったのか?

新着1本/計1本
構造改革派

新着0本/計0本
リフレ派

新着0本/計0本
財政再建派

市場機能の論争

市場はしばしば「暴力的だ」、「個人の自由を侵害する」と語られることがある。しかし、市場の「本質」を考えれば、このような批判が誤解であるということがわかる。この論争では、市場の本質をめぐる議論を検討したい。

新着2本/計2本
完全に市場に任せても良い派

新着1本/計1本
政治や政府が市場をコントロールするべき派

グローバリゼーションの論争

自由貿易は人々を豊かにする。保護貿易は人々を豊かにする。「人々」の対象を変えれば、どちらとも正解であろう。グローバリゼーションの進展は、ある人々を幸福にし、ある人々を不幸にする。その光と影に焦点を当てた論争を検討したい。

新着0本/計1本
グローバリゼーションは問題である派

新着1本/計2本
グローバリゼーションは問題ではない派

格差問題の論争

小泉改革のダークサイドとして、2006年に入って大きな政治問題化した「格差」問題。しかし、政治問題化したゆえに「格差問題」はその本質が誤解される形で論じられることも多い。今後の政策議論の中では、格差問題の本質を理解し、正しい論争を行うことが重要だろう。

新着0本/計2本
格差は問題である派

新着1本/計1本
格差は問題ではない派

文献リスト