モジュール化 新しい産業アーキテクチャの本質

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執筆者 編著:青木昌彦安藤晴彦
出版社 東洋経済新報社/2800円 
ISBN 4-492-39370-6
発行年月 2002年2月
関連リンク 中国語版
中国語版解説 張軍復旦大学経済学部教授(和訳)[PDF:36KB]

内容

IT革命の現代経済社会に対する本当に重要なインパクトはどこにあるのだろうか? IT革命の下で、産業アキーテクチャに起きつつある基本的変化をとらえるキーワードとして、いま経済学と経営学で盛んに使われ始めているのが、「モジュール化」または「モジュラリティ」という概念である。
本書は、世界最先端の理論と実務の世界で活躍する方々に、「モジュール化」の本質に迫っていただこう、それを一人でも多くの読者に理解していただこう、という思いのもとにまとめられた。本書での議論を通じて、今後の国際競争力、産業構造の展望、ベンチャーの活路といった点を占うヒントを、読者諸賢がつかまれることを願ってやまない。

第1部 モジュール化とは何か
第1章  産業アーキテクチャのモジュール化
第2章  モジュール化時代の経営
第3章  モジュール化のコストと価値
第4章  ディジタル化とモジュール化
小論1  ベンチャー・エコノミーと「モジュール化」の関係

第2部 モジュール化の実際-各産業におけるインパクト
第5章  ゲーム産業はいかにして成功したか
第6章  日本型サプライヤー・システムとモジュール化
第7章  自動車生産でのモジュール化の実際
第8章  「モジュール設計思想」の役割
第9章  モジュール化の有効性とその限界
小論2  モジュール化の産業別分析からの示唆

第3部 パネルディスカッション
第10章 実践から学ぶモジュール化の意義と可能性