調査目的
急速に進む高齢化を背景に、中国の巨大な高齢者市場においてどのような介護サービスを提供するべきか、またその市場はどのように全面的に開放するべきか、さらに日系企業といった外資系企業はそこにどの形で参入するべきかを冷静に議論するためには、中国人が持つ介護サービスに対する需要選好を明らかにする必要がある。
本調査では、Full-randomized conjoint experiments (ランダム化仮想選択法)を応用し、回答者に仮想的な介護サービスを提示し、より好むサービスを選択してもらうことで、将来の政策立案の基礎的エビデンスを提供できるデータを作成・分析することを目的として実施した。
調査概要
- 調査対象
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中国上海市に在住の40歳~59歳の男女
*性別、年代別(10歳刻み)で人口構成比に合わせて割付
*上海市統計局ウェブサイトに掲載の2020年の上海市人口データを基に設定 - 調査方法
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調査会社が保有するアンケートモニターを対象とするインターネット調査
- 実施時期
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2022年11月14日~11月17日
- 有効回答数
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1,800人