プロジェクト概要
本プロジェクトは、今世紀最初の20年間のわが国工作機械産業に関わる政策史研究である。今日この産業は、NC化の成功によって世界1位に上りつめた時代とは大きく異なる競争環境に直面している。日本のライバルである中国やドイツでは、近年産業の競争力向上のために国家レベルでの戦略的取組が推進されている。本研究では、この間の経済産業省が工作機械産業の諸課題をどのように捉え、どのような取組を行い、どのような成果を生んできたかを検証する。その際、日本の工作機械産業にとって最も重要なベンチマークであるドイツも研究対象とし、彼らが競争力強化のために講じてきた方策やその成果を探り、日本における取組との比較を試みる。
プロジェクト期間: 2025年5月 2日 〜 2027年10月31日
(上記プロジェクト期間のうち、研究活動期間は2025年5月2日 〜 2027年4月30日とし、データ利用報告期間は2027年5月1日 〜 2027年10月31日とする)