プロジェクト概要
過去10年間の円の名目為替レートは、ドルに対して2倍以上減価した。これは、最終消費市場において、製造業や輸出企業の競争力を高めた一方、輸入コストの増大を通じて、中間財や輸入消費財の価格は上昇し、交易条件を悪化させた。為替相場変動は、マクロ経済に多大な影響を与えていたはずである。
本研究では、(1) 長期的な実質為替の決定要因、(2) グローバル化のもとで長期的に産業構造を変遷させるメカニズム、(3) 為替変動が産業構造およびマクロ経済に及ぼす影響、(4) 日米金利差拡大がマクロ経済に及ぼす影響、を解明することを目的にする。
プロジェクト期間: 2025年5月 2日 〜 2027年10月31日
(上記プロジェクト期間のうち、研究活動期間は 2025年5月2日 〜 2027年4月30日とし、データ利用報告期間は2027年5月1日 〜 2027年10月31日とする)