プロジェクト概要
本プロジェクトでは、日本独自の企業取引ネットワークデータを中心とする経済・金融ネットワークを基盤として、マクロ経済のダイナミクスについて新たな知見を得ることを目的とする。景気変動、大規模震災や外的要因などによる各種経済危機、連鎖倒産などはいずれも各種の経済エージェント、すなわち、企業、金融機関、政府、さらに広い意味では国債、金融市場の各種時系列などが互いに影響をおよぼしあって発生している。その影響関係はネットワークを形作り、その上でダイナミクスが発生する。本プロジェクトでは各種ビッグデータを使い、そのネットワーク・ダイナミクスに迫る。
プロジェクト期間: 2018年7月 2日 〜 2020年6月30日
主要成果物
2020年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 20-E-070
"Constructing the Customer Journey Map of Competitive Brands: A Complex Time-series Analysis" (MIZUNO Makoto, AOYAMA Hideaki and FUJIWARA Yoshi) - 20-E-049
"Macroscopic Structure and Evolution in the Japanese Production Network" (GOTO Hiromitsu and SOUMA Wataru) - 20-E-044
"Supply-Chain Network Analysis of Kyoto's Traditional Craft Industry" (SATO Daisuke, IKEDA Yuichi, KAWAI Shuichi and Maxmilian SCHICH) - 20-E-037
"The Propagation of Economic Impacts through Supply Chains: The Case of a Mega-city Lockdown to Prevent the Spread of COVID-19" (INOUE Hiroyasu and TODO Yasuyuki)