プロジェクト概要
「人工知能技術戦略会議」や「科学技術イノベーション総合戦略2016」において、知財と標準化戦略の重要性が指摘されている。日本はこれまで、化学や通信技術分野で日本の技術の国際市場での知財化と標準化に取り組み、成功と失敗を経験してきた。これは、世界的に知財と標準化に企業はもちろん、欧米やアジアの諸国が国の戦略としている厳しい環境を反映している。当然、知財と標準化をめぐって、知財訴訟や競争政策当局による摘発も増加し、標準化団体のルールや差し止め請求のありかたなども返送してきた。
本研究では、データの統計分析やケーススタディの理論分析により、これまでの知財と標準化戦略の実態を分析する。分析にもとづき、人工知能やInternet of Thingsといった先端技術の知財と標準化を、日本が優位にたつ技術を中心とした、日本の強みを生かすための戦略と政策を提言する。
プロジェクト期間: 2016年7月 5日 〜 2018年3月31日