プロジェクト概要
この研究プロジェクトでは、メンタルヘルスの改善を通じた経済社会の活性化に必要な研究を行う。主な取り組みとして、パソコンやスマートフォンを使った認知行動療法(CCBT)など、メンタルヘルスを改善させる手法で多数の人々が容易に取り組めるものについて効果検証を行う。また、こうした取り組みによって、消費者マインド・ソーシャルキャピタル・非認知能力・不確実性許容度といった経済学において関心が向けられている指標に変化が生じるかどうかを検証し、経済と心理の間の接点を明らかにする。
プロジェクト期間: 2014年4月15日 〜 2016年6月30日
主要成果物
2016年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 16-E-069
"Association among Socioeconomic Status, Health and Function-related Variables, and Onset of Depression in the Case of Middle-aged and Older People in Japan" (SEKIZAWA Yoichi) - 16-J-059
「人工知能で、人のこころは癒せるか?:人工知能(自然言語処理)フィードバック機能搭載型のインターネット認知行動療法(iCBT-AI)の抑うつ者に対する世界初の効果検証(無作為統制試験)」 (宗 未来、関沢 洋一、竹林 由武) - 16-J-054
「"声"だけで、うつ病はどこまで診断可能か? 〜音声感情認識技術にアンサンブル型機械学習モデルを応用したうつ病スクリーニング機能に関する精度の検証」 (宗 未来、竹林 由武、関沢 洋一、下地 貴明) - 16-J-052
「収入と暮らしに関する将来予測と幸福度・メンタルヘルスの関係:消費者態度指数の質問を使った検証」 (関沢 洋一、後藤 康雄、宗 未来、野口 玲美、清水 栄司) - 16-J-050
「信頼と心理指標(抑うつ度、不安度、ネガティブ感情、ポジティブ感情)の関係の検証:心理介入によって信頼を向上させることができるか?」 (関沢 洋一、宗 未来、野口 玲美、山口 創生、清水 栄司)