プロジェクト概要
高齢化・人口減少の下で国内農業を維持・振興していくためには、国内市場だけではなく、価格競争力を向上させ、海外市場を開拓することが必要となっている。政策的には、国内の農業の構造改革を推進して生産性向上を図るとともに、アメリカやEUのように「価格支持から直接支払い」という方向に農業政策を転換していく必要がある。明治年間から今日にいたるまで、我が国農業界では小農保護、価格保護という思想が主流であるが、柳田國男、石橋湛山など、農業の構造改革について積極的な提言を行った思想家が存在する。彼らを発掘することにより、農業政策を展開するための視点や材料を提供することとしたい。
プロジェクト期間: 2018年2月13日 〜 2020年1月31日
主要成果物
2019年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 19-J-034
「柳田國男の協同組合論」 (山下 一仁)