プロジェクト概要
複雑なバリューチェーンは、東アジアを中心に出現してきた。当プロジェクトは、日本、中国、韓国、東南アジア諸国連合、米国、その他の国々がこれらのネットワーク内で果たす役割を調査するものである。
この研究に取り組む上での具体的な質問は次の通りである。1)日本の輸出構造が時間の経過とともにどのように進化してきたか、そしてそれが2007年の世界金融危機以降どのように変化したか。2)為替の変動、世界の他の地域の経済活動、政治的配慮、およびその他の要因が、アジア諸国や世界の他の国々からの輸出にどのような影響を与えるか。3)中国の低迷が、アジア諸国や世界の他の国々にどのような影響を与えるか。4)日本は、他の産業経済の政策から何を学ぶことができるか。5)どの程度まで東、および東南アジアの国々は盟友として生産ネットワーク内で共に作業し、どの程度まで競合国として第三市場に類似した製品を輸出するのか。6)日本、韓国、台湾、中国、東南アジア諸国連合からの輸出がどのように洗練され、その国々がどれだけ最先端技術に近い商品を生産でき、いかにその比較優位性を上向きに進展させていくことができるか。7)日本、アジア、世界の他の国々においては、どのような種類の施策が成長と安定を促進するのであろうか。
プロジェクト期間: 2015年10月14日 〜 2017年9月30日
主要成果物
2017年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
2016年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 17-E-005
"A Yen for Change: The strong yen and the Japanese automobile industry" (THORBECKE, Willem) - 16-E-088
"China's Electronics Exports, the Renminbi, and Exchange Rates in Supply Chain Countries" (THORBECKE, Willem) - 16-E-072
"Understanding the Flow of Electronic Parts and Components in East Asia" (THORBECKE, Willem) - 16-E-070
"Investigating the Effect of U.S. Monetary Policy Normalization on the ASEAN-4 Economies" (THORBECKE, Willem)