プロジェクト概要
本プロジェクトでは、日本経済の成長との関連で、物価の変動に連動した中小から大企業までの業績の関連・変遷を実証的に分析することを主目的とする。特に、持続的成長にとって経済活動に多様性をもたらす中小企業の果たす役割は大きい。そのような中小企業において、プライステーカーからプライスリーダーへの転換は1つの重要な経営課題である.本プロジェクトは、物価データ、網羅的な企業財務データ、企業間取引データなどを活用し、ネットワークの視点から価格決定の基本的メカニズムや企業のダイナミクスを実証的に解明し、新しい中小企業の成長戦略を描く。
プロジェクト期間: 2014年2月19日 〜 2016年2月29日
主要成果物
2016年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
2015年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 16-E-046
"DebtRank Analysis of Financial Distress Propagation on a Production Network in Japan" (FUJIWARA Yoshi, TERAI Masaaki, FUJITA Yuji and SOUMA Wataru) - 16-E-044
"Analyses of Aggregate Fluctuations of Firm Networks Based on the Self-Organized Criticality Model and Control Theory" (INOUE Hiroyasu) - 16-E-026
"Econophysics Point of View of Trade Liberalization: Community dynamics, synchronization, and controllability as example of collective motions" (IKEDA Yuichi, AOYAMA Hideaki, IYETOMI Hiroshi, MIZUNO Takayuki, OHNISHI Takaaki, SAKAMOTO Yohei and WATANABE Tsutomu) - 15-E-070
"Application of the Concept of Entropy to Equilibrium in Macroeconomics" (AOYAMA Hideaki, IYETOMI Hiroshi, SOUMA Wataru and YOSHIKAWA Hiroshi)