プロジェクト概要
本研究は実証・理論研究により構成される。実証面では、地図上で産業の集積群を検出しその空間パターン解析を行うための体系的な統計手法を開発し、個々の産業の集積の数・規模・位置の特定、産業間および産業・人口間の共集積の検出、地域特性と集積規模を関連づける計量分析等を通して、現実の集積パターンおよびその秩序を認識し、実現可能な集積形成の示唆を行う。さらに、開発した手法を特許・交通データ等に適用し、より一般的な経済活動の集積パターンについても分析する。理論面では、実証研究において認識された集積パターンを再現する空間経済モデルを構築し、背景にあるメカニズムを解明すると共に、政策シミュレーションを通して、集積形成を基礎とした地域経済政策について提言する。
プロジェクト期間: 2011年9月13日 〜 2013年8月31日