プロジェクト概要
本プロジェクトでは、日本企業が省エネ技術やエコ商品の開発などに優位性をもつ一方で、エネルギー面の制約や国内の環境規制等が企業の立地選択や国際展開に一定の影響を与えうることを踏まえて、主に企業レベル・財レベルに着目して、貿易・直接投資と環境・エネルギーとの関係について実証分析を中心とした研究を行う.テーマとしては、(1) 企業の国際化とエネルギー効率・汚染排出、(2) 日本企業の海外進出による環境インパクトと現地企業への環境スピルオーバー、(3) 環境・エネルギーに対する消費者の意識の国際比較と基準・表示の分析、(4) 中古品の輸出を考慮した耐久消費財の環境影響分析、などを取り上げる。
プロジェクト期間: 2013年10月 7日 〜 2015年9月30日
主要成果物
2015年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
- 15-E-135
"Demand for Secondhand Goods and Consumers' Preference in Developing Countries: An analysis using the field experimental data of Vietnamese consumers" (HIGASHIDA Keisaku and Nguyen Ngoc MAI) - 15-E-130
"Does Exporting Improve Firms' CO₂ Emissions Intensity and Energy Intensity? Evidence from" (JINJI Naoto) - 15-E-107
"The Role of the Precautionary and Polluter Pays Principles in Assessing Compensation" (ISHIKAWA Tomoko) - 15-E-063
"Consumer Valuations of Energy Efficiency Investments: The case of Vietnam's air conditioner market" (MATSUMOTO Shigeru and OMATA Yukiko) - 15-J-057
「外国直接投資からの環境配慮行動のスピルオーバー効果-ベトナムの製造業における企業データによる分析-」 (神事 直人、鶴見 哲也) - 15-J-056
「環境関連物品への相殺関税-WTOルールへの政策的示唆-」 (蓬田 守弘) - 15-J-046
「国際通商とプライベート・スタンダード-WTO・SPS委員会での議論とWTO外の対応-」 (内記 香子)