プロジェクト概要
2007年度~2009年度
国際間の貿易において現在重要な争点である「貿易と環境」と「食品安全性と貿易」に関して、経済学と法学の双方から総合的・学際的にアプローチする。貿易と環境については、貿易の自由化が環境を改善するか否かに関する実証研究や、森林の違法伐採問題に関する理論的研究、企業の自主規制による環境対策に関する理論的研究などに取り組む。また食品安全性と貿易については、WTO協定において食品安全問題に関連する衛生植物検疫措置の適用に関する協定(SPS協定)について、法学と経済学の双方から分析を行うとともに、SPS協定が関連するWTO紛争案件についても分析を行う。さらに、食品安全規制の消費者便益について、日本のBSE対策を事例として推定を試みて考察を行う。
プロジェクト期間: 2007年7月 1日 〜 2008年9月30日
主要成果物
2009年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
2008年度の成果
RIETIディスカッション・ペーパー
出版物
- 2009年3月
『フードセキュリティ』 (著:山下 一仁) - 2008年4月
『食の安全と貿易』 (編著:山下 一仁)