プロジェクト概要
2008年度~2009年度
グローバルな金融危機と同時に、日本をはじめ各国で労働所得格差の拡大が進行している。格差問題については、労働制度の問題も重要であるが、マクロ経済学的な視点からは「市場の非完備性」が格差拡大の大きな要因になっていると考えることも出来る。ここでは、市場の非完備性が(労働市場の非効率などを通じて)景気全体にどのような影響を与えているのかを考察し、市場の非完備性があるときには、マクロ経済政策(安定化政策)の効果がこれまで考えられていたよりも大きくなる可能性を考察する。
プロジェクト期間: 2008年9月29日 〜 2009年9月30日