プロジェクト概要
2007年度~2008年度
2001年の9.11事件以降、原油価格は次第に落着きを見せたが、2002年に1バレル当たり$20を割ってからは反転して上昇のピッチを早め、08年初頭には1バレル当たり$100を突破した。この間の背景と、産油国及び輸入国での影響、さらには世界経済や政治面で中東および世界全体に及ぼす影響を研究の対象とする。中東諸国の不安定化、ロシアのソ連的な行動への回帰、中国・インドの消費の著増、ドルの基軸通貨としての地位などは、いずれも世界的に大きな影響を有するパラメータであり、とりわけ、エネルギー源を海外に高く依存し、国際経済国家を歩む我が国がこれらの帰趨に持つステークは非常に大きい。
プロジェクト期間: 2008年1月29日 〜 2008年7月10日
主要成果物
2008年度の成果
RIETIポリシー・ディスカッション・ペーパー
- 08-P-008
「近年における原油価格の上昇と背景および影響」 (長谷川 榮一)
出版物
- 2009年2月
『石油をめぐる国々の角逐』 (著:長谷川 榮一)