ADR(裁判外紛争解決)研究プラットフォーム

活動報告

2001年8月から、メーリングリスト「ADR研究」での情報交換・意見交換を中心に活動を開始。経済産業省・他省庁・司法制度改革推進本部の政策担当者、法学者、弁護士、ADR実務家、消費者団体、電子商取引関連企業、大学院生等82名が参加し、それぞれの関心に応じて、ADRに関する自由な議論と情報交換を行っている。

ADRによる紛争解決のニーズ、消費者の権利実現の手段としてのADR、私的自治と「正義」、等々の議論に加え、オンラインADRや米国の電子商取引におけるADRの取り組み等、内外の動向の紹介や研究会の案内等が行われている。

2002年4月からは、NPO法人シロガネサイバーポールとの共催による「インターネット実務研究会」、また電子商取引推進協議会(ECOM)ネットショッピング紛争相談室との共催による勉強会など、主にインターネットに係るトラブルに関する実務的・理論的な研究会を継続的に開催し、毎回40名以上の参加を得ている。

更に、国際仲裁連絡協議会に参加するADR4機関が運営するポータルサイトADR Japanの編集も、このプラットフォーム活動の一環として行い、2002年2月にサイト公開。プラットフォームで得られた情報も活用しつつ、ADRに関する総合情報サイトとして発展させることを計画中である。