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新興国での企業犯罪:中・東欧、ロシア、中国

開催案内

本BBLでは、中・東欧、ロシア、中国に所在する総計36,815社の企業犯罪歴と、取締役会構成、国家制度、産業政策、地域経済社会条件の犯罪抑止効果を実証的に分析した結果を、沖縄大学経法商学部の岩﨑一郎特任教授にご説明いただく。
全体の6.1%に当たる2,259社は、2020年1月から2023年9月までの期間に、総計5,980件の罪を犯したことが明らかになり、うち1,040社は複数回の犯罪を引き起こしたことも確認された。
取締役会規模の犯罪助長効果と女性経営者及び女性取締役の犯罪抑止効果に関する仮説を強く支持する一方、取締役会における社外/独立役員のプレゼンスは、顕著な犯罪抑制効果を発揮しないことが明らかになった。これに対して、国家制度は、強力な企業犯罪防止力を発揮し、その効果は実に新興国共通であるとしている。
更に、ロシアでは、連邦政府と政策的関係の深い企業の国際犯罪率が一段と高いことも判明した。また、大国であるが故に社会経済発展状況が地域間で著しく異なるロシアや中国では、地域レベルの要因が、これら2カ国の企業犯罪率に強く影響していることも確認された。とりわけ中国における民間セクターの発展が、企業犯罪を抑止するという実証結果は、同国の市場経済化プロセスを理解する上で大変興味深いとしている。

イベント概要

  • 日時:2026年9月17日(木) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
  • お問い合わせ:コンファレンス担当 宮澤
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参加申し込み
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講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • 岩﨑 一郎(沖縄大学経法商学部 特任教授)
    沖縄大学経法商学部特任教授。元一橋大学経済研究所教授。1966年(昭和41年)愛知県名古屋市生まれ。一橋大学大学院経済学研究科卒。経済学博士(2001年,一橋大学)。日本国外務省専門職員、在ソ連邦(後ロシア連邦)日本国大使館書記官を経て、2002年1月、一橋大学経済研究所に着任。2025年4月、沖縄大学へ移籍。現在に至る。専攻は、比較経済論、組織と制度の経済学、国際経済学、メタ分析。これまでに250点近くの学術図書や雑誌論文を、日本語、英語、ロシア語、ハンガリー語で刊行。EU、ロシア、日本の学術機関から学術賞を受賞。主要著作『比較経済分析』(ミネルヴァ書房,2010年,第32回アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞受賞)、『法と企業統治の経済分析』(岩波書店,2016年,日本比較経営学会賞受賞)、Corporate Systems in Emerging Market Economies: A Comparison of China and Eastern Europe(Routledge,2025年)。
コメンテータ:
  • 馬 欣欣(法政大学経済学部国際経済学科 教授)
モデレータ:
  • 堺井 啓公(RIETI国際・広報ディレクター)