キヤノングローバル戦略研究所共催 RIETI 公開BBLセミナー

創造性(クリエイティビティ)と不連続なイノベーションを生むシステムとは

開催案内

新原浩朗氏は、7月10日に開催されたBBLセミナーにおいて、日本の成長・分配政策の方向性について講演し、イノベーションの重要性についても概括的に言及した。
今回のBBLセミナーでは、より焦点を絞り込み、0→1(ゼロイチ)の不連続なイノベーションを生み出すために必要となるクリエイティブな「ひと」とは何者か、そしてそのひとたちを活かすにはどうすればよいかについて講演いただく。
米国を含む先進資本主義国では、いずれも、起業家精神の衰退と企業成長のダイナミクスの縮小が見られ、日本にとってすべてを見習うべき理想的な資本主義国は存在しない。そこで、私たち自身で、日本発のシステムを検討する必要がある。
「日本人は不連続なイノベーションが不得手である」との見方があるが、それが日本人の特性によるものなのか、あるいは近年の日本における「組織」や「場」といったインフラの問題なのか、十分な検証はなされていない。一方で、我が国でも、世界的な不連続なイノベーションが生まれた実例は間違いなく存在する。そのようなケースでは、一般的に見受けられる日本の組織構造や人材と何が違うのか検証する。
新原氏は、経済産業省時代から現在のキヤノングローバル戦略研究所(CIGS)に至るまで、創造性に関する研究を継続しており、今回はその中間報告として、CIGS共催のRIETI公開BBLセミナーで発表いただく。

イベント概要

  • 日時:2025年11月6日(木) 12:15-13:15
  • 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
  • 開催言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
  • 共催:キヤノングローバル戦略研究所
  • お問い合わせ:コンファレンス担当 大久保
    ※「メーラで送信」が起動しない場合は、お手数ですがフォームの文字列をコピーして@でつなげてください。

参加申し込み
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講演者・略歴(敬称略)

スピーカー:
  • 新原 浩朗(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹 / 元・内閣審議官(内閣官房新しい資本主義実現本部事務局長代理))
    東京大学経済学部卒業、ミシガン大学経済学部博士課程に留学。ハーバード大学経済学部客員研究員、ハーバード・ビジネス・スクール・エグゼクティブ・フェローを歴任。1984年、通商産業省入省。内閣府政策統括官(経済財政運営担当)、経済産業省経済産業政策局長などを経て、内閣審議官を最後に、2024年9月30日退官。早稲田大学ビジネススクール客員教授、NTTデータ経営研究所特別顧問、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、マーサージャパン(人材・組織分野のコンサルティング企業)シニア・アドバイザー、東大発AIスタートアップ企業の社外取締役などを兼務。専門分野は、組織の経済学、創造性とイノベーション、ビジネスエコノミクス。
コメンテータ:
  • 池田 陽子(RIETIコンサルティングフェロー / 経済産業省経済産業政策局 競争環境整備室長)
モデレータ:
  • 冨浦 英一(RIETI所長 / 大妻女子大学データサイエンス学部長)