開催案内
日本発のイノベーションが世界をリードする未来を実現するために必要な「生態系の進化」とは何か。本セミナーでは、米国スタンフォード大学で教鞭を取り、日本のスタートアップエコシステムの高度化とグローバル化を目指すNPO法人「11KS」の代表を務めるフィル・ウィックハム氏をお迎えし、世界を動かす才能を支援するエコシステムの構築に必要な「5つの行動(ドライバー)」を紹介いただく。さらに、同氏から刺激を受け始まった経済産業省若手新政策提言プロジェクト(PIVOT)チームのスタートアップエコシステム形成に関する提言内容を紹介し、イノベーション政策の研究者である清水洋RIETIファカルティフェロー・早稲田大学商学学術院教授とともに、今後の日本のスタートアップエコシステムのあり方を議論する。
※5つの行動(ドライバー)とは以下を指します。
①政府はスタートアップそのものではなく、スタートアップが活躍できる環境の整備に注力すること。
②大学では技術移転が円滑に行われ、研究者が自らの成果の事業化を望むこと。
③企業はスタートアップと長期的価値を生む協業を行うこと。
④学校は革新的な若者を見つけ、育てる道筋を整えること。
⑤社会全体が「イノベーション=実験」であり、「実験に失敗はない」と認識すること。
イベント概要
- 日時:2025年5月8日(木) 12:15-13:15
- 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
- 開催言語:日本語
- 参加費:無料
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
- お問い合わせ:コンファレンス担当 丸竹
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参加申し込み
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講演者・略歴(敬称略)
- スピーカー:
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- フィル・ウィックハム(Sozo Ventures, L.L.C. 共同創業者兼エグゼクティブマネージングディレクター / 11KS 代表理事)
シリコンバレーの国際展開支援のトップファンドとして知られているSozo Venturesにおいて、Twitter、Zoom、Coinbase、Squareといった投資案件を手掛ける。
ベンチャー投資家、スタートアップ起業家として豊富な経験を有し、米国屈指のエリートキャピタリスト養成機関として知られるカウフマン・フェローズのCEOを経て名誉会長として、ベンチャーキャピタルの次世代リーダーたちを育成してきた。カウフマン・フェローズ出身者が設立した数多くのファンドを支援し、Creandum Fund等で名誉顧問を務めている。また、スタンフォード大学工学部大学院、早稲田大学ビジネススクールで教鞭をとっている。共著に『ベンチャー・キャピタリスト──世界を動かす最強の「キングメーカー」たち』(NewsPicksパブリッシング)がある。 - 迫田 章平(経済産業省 PIVOTプロジェクト イノベーションチーム メンター)
2008年経済産業省入省。これまでエネルギー政策、ソーシャルビジネス振興、中長期の経済産業政策の企画立案、オープンイノベーション推進、防災DXなどに携わる。現在は、大臣官房文書室長等の業務の傍ら、PIVOTプロジェクトのメンターとしても活動。
- フィル・ウィックハム(Sozo Ventures, L.L.C. 共同創業者兼エグゼクティブマネージングディレクター / 11KS 代表理事)
- コメンテータ:
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- 清水 洋(RIETIファカルティフェロー / 早稲田大学商学学術院 教授)
- モデレータ:
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- 石井 芳明(RIETIコンサルティングフェロー / 中小企業基盤整備機構 創業・スタートアップ支援部長)