AIGグローバル・トレード・シリーズ2024 ポッドキャスト 第八話

東南アジアにおける重要鉱物と貿易:グローバルな文脈で見る地域力学

開催案内

AIGグローバル・トレード・シリーズの2024年版は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー:管理貿易の新時代?」をテーマにとりあげます。

デジタル移行と脱炭素化の目標を背景に、電気自動車用のニッケルやリチウム、先端マイクロエレクトロニクス用のレアアースなど、特殊金属の需要が急増している。しかし、重要鉱物へのアクセス確保が先進国にとってますます重要となるにつれ、供給の安全性に対する懸念が高まり、さらに重要鉱物の生産地は限られた場所に集中しているため、地政学的な緊張もより一層高まっている。

これら重要鉱物の生産と獲得をめぐる競争は、アジア太平洋地域への投資を促進し、この地域と世界経済との関係を変えつつある。インドネシアとオーストラリアに焦点を当てると、生産国は重要鉱物のグローバルサプライチェーンにおいて、どのような役割を果たしているのだろうか。生産国は経済的・地政学的な圧力や、持続可能性の要求にどう対応しているのか。また、この地域の国々は、域外の先進技術グローバルサプライチェーンで見られる分断の圧力にどのように対処しているのだろうか。

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AIGグローバル・トレード・シリーズ2024は世界の通商システムを形成する要因の複雑な相互作用について分析するポッドキャスト・シリーズです。グローバル・トレード・シリーズではAIGと世界貿易に詳しい以下の組織-アスペン研究所(ドイツ)、ブラジル国際関係センター(CEBRI)、英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)、オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)、エルカノ王立研究所(スペイン)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)、ジョージタウン大学国際経済法研究所(米国)、イタリア国際政治研究所(ISPI)、ジャック・ドロール研究所(フランス)、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)、貿易を通じた繁栄のためのザンクトガレン基金(スイス)-が協働しています。
https://www.aig.co.uk/landing-pages/aig-global-trade-series

イベント概要

  • 日時:2024年10月2日

パネリスト

  • イアン・サッチウェル クイーンズランド大学持続可能鉱物研究所非常勤教授
  • アロイシウス・ジョコ・プルワン ERIA(東アジア・アセアン経済研究センター)エネルギーエコノミスト

モデレータ

  • レム・コルテウェグ オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)上級研究員

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