開催案内
英国がEUから離脱して4年が経過したが、双方の政治家は今なおその影響への対応に苦慮している。最近、英国では労働党政権が誕生し、欧州委員会ではウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長が再選されたことで、英国と近隣諸国との関係を巡る複雑な交渉プロセスは、建設的な新しい局面を迎えた。
英国にとっては、EU離脱による貿易やビジネスへの悪影響を軽減することが関係改善の中心的目標であり続けている。一方、欧州委員会にとっての貿易問題は、最近のドラギ報告書でも明示されているように、EUの競争力や長期的な経済成長に関する広範にわたる懸念と捉えられている。
英国とEUはどのような政治的・経済的条件のもとで関係再構築に取り組んでいるのか。超えてはならない一線とは何か、双方が利益を得られる領域はどこにあるのか。新たな合意は、双方の成長課題の解決に役立つのだろうか?
AIGグローバル・トレード・シリーズ2024は世界の通商システムを形成する要因の複雑な相互作用について分析するポッドキャスト・シリーズです。グローバル・トレード・シリーズではAIGと世界貿易に詳しい以下の組織-アスペン研究所(ドイツ)、ブラジル国際関係センター(CEBRI)、英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)、オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)、エルカノ王立研究所(スペイン)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)、ジョージタウン大学国際経済法研究所(米国)、イタリア国際政治研究所(ISPI)、ジャック・ドロール研究所(フランス)、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)、貿易を通じた繁栄のためのザンクトガレン基金(スイス)-が協働しています。
https://www.aig.co.uk/landing-pages/aig-global-trade-series
イベント概要
- 日時:2024年9月26日
パネリスト
- ジョージナ・ライト モンテーニュ研究所シニアフェロー兼国際研究担当副所長
- ニコライ・フォン・オンダルザ ドイツ国際安全保障研究所(Stiftung Wissenschaft und Politik, SWP)EU/欧州研究部長
- デビッド・ヘニグ 欧州国際政治経済センター(ECIPE)英国貿易政策プロジェクト・ディレクター
モデレータ
- レム・コルテウェグ オランダ国際関係研究所(クリンゲンダール)上級研究員
ポッドキャスト
- Towards a Reset in EU-UK Relations?
(2024年9月26日収録)