開催案内
新型コロナウィルス感染症の世界的流行や地政学的緊張の高まりなど国際情勢が不安定化する中で、経済安全保障の重要性はかつてないほど高まっている。米国、中国に次ぐ世界第3位の経済大国であるドイツは、EUの枠組みのもとで、国際競争力の維持とサプライチェーンの確保といった経済安全保障をどのように進めているのだろうか。
本セミナーでは、駐イスラエル大使、駐中国大使を歴任したクレーメンス・フォン・ゲッツェ駐日ドイツ連邦共和国大使を講師としてお招きし、国防と経済的自立、脅威に対する回復力を統合するドイツの包括的な経済安全保障政策(連邦軍予算の増額やNATOやEUにおける取組の強化も含む)について解説いただくとともに、2023年7月に策定された「中国戦略(China Strategie)」ではドイツと中国の経済的相互依存、競争および安全保障をどう扱っているか(投資審査、エネルギー安全保障、サイバーセキュリティー、日本をはじめとするグローバル・パートナーや他のEU加盟国との協力によるサプライチェーンの多元化、再生可能エネルギーの推進、ドイツの技術主権や経済的強靭性の強化等)も解説いただく。
イベント概要
- 日時:2024年7月9日(火) 12:15-13:15
- 開催方法:オンライン開催(Live 配信)
- 開催言語:英語
- 参加費:無料
- 主催:独立行政法人経済産業研究所(RIETI)
- お問合せ:経済産業研究所コンファレンス担当 馬場
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講演者・略歴(敬称略)
- スピーカー:
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- クレーメンス・フォン・ゲッツェ(駐日ドイツ連邦共和国大使)
兵役後、大学で法学及び歴史学を学び、1990 年ドイツ外務省に入省。在フィリピン大使館政務法務領事担当、上級職人事担当官、大臣秘書官、在トルコ大使館首席公使・政務部長、欧州連合ドイツ政府代表部外交政策調整担当(大使)、連邦大統領府外交局長、本省アフリカ・アジア・中南米・中東担当局長、駐イスラエル大使、駐中国大使を歴任。2021年より駐日ドイツ連邦共和国大使を務める。
- クレーメンス・フォン・ゲッツェ(駐日ドイツ連邦共和国大使)
- コメンテータ:
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- 浦田 秀次郎(RIETI名誉顧問・特別上席研究員(特任) / 早稲田大学名誉教授 / 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)シニア・リサーチ・アドバイザー)
- モデレータ:
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- 佐分利 応貴(RIETI上席研究員 / 経済産業省大臣官房参事)